江戸箒

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仕事で使うしっかりとした箒が欲しくて、東京は中央区京橋まで飛びました。こんばんは。

銘は白木屋傅兵衛 重宝箒
創業は天保元年(1830年)
店舗の住所は東京都中央区京橋三ノ九ノ八 白伝ビル1F
店名は白木屋中村傅兵衛商店

※日常的に掃除しない人にはどうでもいいエントリです。

今まではカインズホームで買った980円の江戸箒っぽい、新緑の萌に染められたメードイン支那っぽい箒を使っていました。何年使っても色褪せることなく新緑のような緑色な上に、重たくて味が出ない安っぽい座敷箒だったんですよ。そんな安かろう悪かろうな箒ですが毎日何度も使うので物凄いストレスを感じていました。手首に負担がかかり、穂先がすぐバッサバサになるので、定期的に水に漬けて干すっていう想定外の仕事が増えて、辟易しておりました。

はあ?箒?掃除機くらい買えよ
なんて意見もあるかと思います。
掃除機も勿論使いますが、箒でないと駄目なシーンっていうのが結構あるんです。
電源が確保できない、掃除機では音が煩い、あんまり吸わないけど、これホントにサイクロンの掃除機だよね?
なんて言う風に、色んな状況があるんです。
そんな状況の中で、近隣に音の配慮をせずに床を傷める事無く確実に手早く掃除できるのが座敷箒なんですが、口コミで多くの☆5を獲得していたのが、この江戸箒でした。しかしこういう大事な道具は通販で買う事を避けたかったので、現品を見るために制作現場へと伺いました。

ビルの立ち並ぶ近代的なオフィス街になってしまった京橋、国道から少し入ったところに店舗はありました。
すこし作業や在庫を見させていただいてから、当たり前の事にやっと気が付きます。箒の一本一本が職人さん達による手作りなので、大量生産の既製品とは違い、箒の柄の太さからしてマチマチなんですよ。柄の色も草の色も、箒によって全然違いました。
こちらの要望としては、箒の柄に塵取りを嵌め込める太さで、且つ幅の広い箒。
そんな我儘が通るか否かは解りません。

仕事で使うものに関しては、しっかりと塵が取れて柔らかくコシがあって穂先が柔軟で軽いもの。胴と先に掛かる力は草の反発で掃き出しに違った表現ができるので、何気に拘った部分です。イメージとしては釣り竿を選ぶのに似ていると思います。その場の状況によっては箒の面を横にして根こそぎ掻きだすような掃除の仕方もしますし、どうしても今の箒では納得できない所を解消したかったのです。
何を我儘言ってるんだと自分でも思いましたが、ありました。
全ての要望に応えられるだけの製品が。
箒職人さんにこちらの使用状況と意図を伝えたところ、上の画像のもの(自宅用)と仕事用のものを紹介いただいて購入しました。
これは一つ3,500円の作業用廉価品ですが、全然もっと高くても納得します。
床を一撫でしただけでそれ以上の価値があることが体感できました。

何事もプロに相談してみるものですね。
毎日使ってどんどん消耗していく箒ではありますが、これであと10年はストレスなく掃除ができそうです。
掃除も仕事の内。汚く散らかった環境で良い仕事はできませんし、作業後に散らかしたまま帰れません。
この箒に魂が宿るまで、毎日使ってやろうと思います。

白木屋傅兵衛HP
http://www.edohouki.com/